こんにちは。八王子探偵の第一リサーチ探偵社 小野です。
全国の探偵社のHPのアピールポイントを見てみると
「超高倍率のカメラで対象を逃しません!」
「超強力な赤外線を飛ばして夜間でもはっきり対象を撮影します」
「小型のカメラを使用するため調査が発覚することはありません」
といった、やけに撮影機器が高機能である事や、種類が豊富である事を強調した、うたい文句を掲載している探偵社を見たりしますが…
はっきり言ってそういった”特殊な撮影機材”を使用する場面ってあんまりありません
むしろ最近のビデオカメラは単体で素晴らしい機能が搭載されているので、暗所であっても明るく撮れたり、ある程度の距離があっても光学ズームの範囲で対処できるのです。
また小型のカメラは手振れの補正が効かなかったり、画質がどうしても劣化してしまうため、ベテランの探偵はでハンディカムで撮影してしまいます。
過去には、フロントで部屋を選び、部屋に入室するまでの一連の流れをハンディカムで撮影してしまう凄腕の探偵を見た事もあります。
彼曰く「小細工は不要で堂々と撮ればいい」とのこと
こそこそと忍んでカメラを回していれば、どんな小型のカメラを使用していても不審にみられてしまう
という探偵の心得を簡単に表現した言葉であるといえます。
裏を返せば、ハンディカムサイズ程度のカメラであれば堂々と撮影してさえいれば、対象者に発覚しないという事になります。
話が脱線してしまいましたが、特殊な機材は使用場所が限られているため、活躍する場面が少なく、基本はビデオカメラで撮影できてしまうのです。
だからと言って高機能の撮影機器を売りにしている探偵社を非難しているわけではありません。機材のレベルが高ければ幅広い調査に対応でき、イレギュラーが起きた場合でも撮影機器の機能でカバーすることも可能だからです。
実際に、私も対象の住むマンションから500m離れた立体駐車場から、ベランダで仲良く花火を見る対象を撮影した事や、深夜の公園で赤外線を照射してカーセックスにいそしむ対象を撮影した事もあります。
探偵社によって長所となる部分がありますので、もし探偵社を利用する場合は得意な分野は何かを聞いてみるのも一つの手ではないでしょうか?
【撮影技術は何で決まる?】
先ほどの説明から特殊な撮影機材も使用する場面によっては高い効力を発揮するが、使用場面は限られている事を知っていただけたと思います。
しかし、基礎的な撮影技術だけで対応しようとすると視野が狭くなってしまい、最高の映像を撮影する機会を逃してしまうリスクがあることも事実なのです。
撮影の技術はなにも”技”だけで決まってしまうわけではなく、最適な撮影ポイントをいかに早く見つけるかや、対象者にカメラを向けても恐怖を感じない強靭なメンタルといった、勘や精神力も大切です。
人間を相手にするため状況は常に変化し続けます。
いつも同じ場所で待ち合わせる対象を撮影するにしても、駐車位置の微妙な変化や、周囲の人影、電灯の当たり具合などによっても撮影の仕方は変わってしまうのです。
つまり撮影技術も尾行や張り込みと同じように総合的な能力が必要となってくるのです。
探偵の仕事は、傍から見ると対象を追いかけて、映像を撮影するといった簡単なイメージを持たれる方もいると思いますが、撮影技術だけであっても奥が深く、なかなかに高度な技術が必要となってくるのです
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