ドライブレコーダーも浮気の証拠にできる？浮気調査で分かることや選び方などを詳しく解説します

運転中の事故やトラブル対策として、ここ数年で浸透率が高まってきたドライブレコーダー。本来の目的からは外れますが「浮気調査」に役立つ機器です。

配偶者の浮気を疑ったときに調べると、浮気の痕跡が残っていることもあります。

今回は、ドライブレコーダーの基礎知識とともに、浮気調査にどのように活用できるかポイントを解説していきます。

また、所有している車にドライブレコーダーがない場合に、配偶者に疑われないように取り付けを勧める方法や選び方のポイントもお伝えしますのでご参考ください。

ドライブレコーダーはどんな機能がある？

ドライブレコーダーの基本的な機能面について見ていきましょう。

まずは知っておきたい“ドライブレコーダー”の基本

近年、車に搭載する人が増えてきたドライブレコーダー。多くの人が抱いているドライブレコーダーのイメージは「運転中の様子を録画できるもの」ではないでしょうか。

主に、交通事故に遭った際、あるいは乗車中に何らかのトラブルに巻き込まれた際に“証拠を残したい”という目的で設置している人が多いのではないでしょうか。

ドライブレコーダーが無かった時代には、事故があったとき、「あっちが先に突っ込んできた！」「いやいや自分は悪くない」など事故当事者同士や目撃者の記憶が交錯。責任のなすりつけ合いで過失の割合が分かりにくいことも多かったものです。

ドライブレコーダーが登場したおかげで、確実な証拠として事故を客観的にきちんと見極めることができるようになってきました。

さらに最近では「あおり運転」の対策として導入する方も多いです。

ドライブレコーダーの機能とは？

ドライブレコーダーは運転中の車外（前方や後方）を映し出すことができるカメラですが、車外録画以外にも「音声録音」「GPSによるルート記録」「車内の映像録画」などの機能があります。

本来の目的だけでなく、「浮気調査」でも活躍するドライブレコーダー

前述したように、ドライブレコーダーは車内に搭載して「車の搭乗中の事故やトラブル」の証拠にするのが本来の目的です。

ただ、最近は浮気調査の際にドライブレコーダーを活用する方も増えています。

どんな機能があるかは取り付けるドライブレコーダーの種類によって異なりますが、録画や録音などに「浮気の可能性」が保存されているケースも。パートナーの浮気調査を考えているときは魅力的な機器です。

ドライブレコーダーで浮気の何が分かる？

ドライブレコーダーが搭載されていても、ふだんは存在を忘れている方もいるでしょう。そんな油断をしている人が浮気をすると、ちょっと調べれば浮気につながる証拠をいくつか残してくれているかもしれません。

ケースバイケースですが、車に搭載したドライブレコーダーでどんなことが分かるかをご紹介していきます。

浮気の日の行動パターンを探れる

GPS機能のドライブレコーダーなら、グーグルマップのアプリとの連動で「どこを走ったか」というルートの確認が可能です。

配偶者が浮気をしている可能性が高い日に絞って行動履歴をチェックしてみるのもいいでしょう。

高級レストランに定期的に行っていると浮気でデートをしているかもしれませんし、毎週決まった曜日にホテル街に行っているようなのは高確率で浮気をしているでしょう。

また、住宅街を訪れているのは不倫相手の家に通っているケースも考えられます。

浮気相手の名前や親密度

浮気相手を車に乗せていれば、録音した会話から「相手の名前」「親密度」が分かるでしょう。

自分以外の異性を乗せたうえ、「～ちゃん」「～くん」など下の名前を親しげに呼んでいればかなり親密です。名前が録音されれば、相手の身元を知るうえで大きなヒントとなります。それほど親密なら「会社の同僚だよ・上司だよ」という言い逃れはできませんよね。

こういった情報が探偵事務所に依頼する際に役立つので、ドライブレコーダーはかなり浮気調査に重宝するのです。

ただ、親しげに名前を呼び合っていても、「昔からの友人」というケースもあります。

会話の流れで関係性が分かりますが、なかには「浮気調査に利用されるかも…」ということを想定して、敢えて“上司と部下のフリをする”という演技派の方もいるかもしれません。

録音された会話だけを信じ込まず、多方面から情報収集することが大事です。

浮気相手の“顔”

車内を録画できるドライブレコーダーなら、相手の顔まで知ることができます。

不倫相手らしい異性が配偶者と乗っている様子を見るのは腹立たしいですが、顔だけでなく、2人の親密な様子が写っていれば「浮気」を疑うきっかけのひとつにもできるでしょう。

直接的な証拠となりうる不貞行為の音声と動画

配偶者が浮気をして慰謝料を請求する場合、「不貞行為」の証拠が必要です。

車内で不貞行為に及んでいる場合、音声だけでも有力な浮気の証拠となりますが、それが動画として残っていれば裁判でも通じる証拠となります。

言い逃れはできないレベルの証拠です。

ドライブレコーダーが搭載されていない場合は…？さり気なく設置できる方法とは？

ドライブレコーダーが搭載されていない場合はどうすればいいでしょうか。

急に理由もなく「ドライブレコーダーをつけよう」と言われると浮気をしている側からすると「疑われている…？」と警戒するかもしれません。

ぎこちなく切り出さず、もっともらしい理由を添えてドライブレコーダーを取り付けましょう。

もっともおすすめなのは「事故やトラブルの対策にしたい」という勧め方です。

車の所有については「夫婦で1台を兼用している」「夫婦それぞれに1台ずつ所有」とさまざまなパターンがあるかと思います。どちらにしても、夫婦のどちらも乗りますし、子供達も乗りますよね。

「あおり運転に巻き込まれたとき」「子供の安全のため」など、トラブルに巻き込まれたときの対策だと伝えてみましょう。

最近は、ニュースなどのメディアでも事故やあおり運転のドライブレコーダー画像が放送されることが増えてきました。録画をされていることで事故や事件が少しでも早く解決できるので、そういったニュースを見た際に「我が家でも取り付けた方がいい」という話の流れに持っていってはいかがでしょうか。

ドライブレコーダーを選ぶ際のポイント

ひとくちにドライブレコーダーとはいっても、メーカーや値段によって機能も異なります。取付時にどんな視点で選ぶべきかをご紹介します。

車内を録画できるタイプを設置

ドライブレコーダーのメインの機能は「録画」です。ただ、どこを録画するかは選ぶ機種ごとに異なります。

ドライブレコーダーが出始めたばかりの頃は、主に「前方のみ」というカメラが多かったかもしれません。その後は「前方・後方」のそれぞれにカメラを取り付ける2カメラタイプ、最近は車内まで撮影できる3カメラタイプも発売されています。

360度撮影できるものなら、「前・後ろ・車内・左右」とたくさんの方面が画像として記録ができます。

「浮気調査に使いたい」という方なら、360度撮影できるタイプのドライブレコーダーがおすすめです。

画素数のよい、精度の高い機種を選ぶ

はっきりとした映像のためには、「画素数」に着目した選び方をしましょう。

せっかく浮気場所や浮気相手の顔などを撮影できても顔がはっきりせず、画像が粗いばかりに誤魔化されることも考えられます。

また、音声会話が録音されていても、ごもごもとしか聞こえず、証拠に使えないというケースもあります。

最低限の機能だけあればいい…とシンプルなものを選んだ結果、せっかくの映像も証拠にできないことがあるため注意しましょう。

「鮮明な画像を録画できる・会話もはっきり聞こえる」といった高機能な機種がおすすめです。

大容量のmicroSDカードを使う

ドライブレコーダーには、運転中だけでなく停車中も録画し続ける「常時録画方式」、事故などで衝撃があったときに録画される「イベント録画方式」などがあります。

一般的に保存した動画はカード容量が満杯になると“上書き”されていく仕組みです。

容量によっては短時間で上書きされる（映像が消えてしまう）ため、調べるタイミングによってはすでに消えているでしょう。

そこでおすすめなのは、大容量のmicroSDカードを使うことです。

長時間撮影したいときは、256ＧＢなど大容量のものを選ぶと、かなりの時間の動画撮影が期待できるでしょう。

ドライブレコーダーだけではない！車のなかには浮気に紐づくポイントもある

ドライブレコーダー以外でも浮気と結び付けられる“何か”が残っているケースは多いです。

走行距離もチェックしてみよう

通勤だけに車を使っている場合、単純に考えて「自宅⇔職場」の往復程度しか走りません。

しかし、浮気をしていると「浮気相手の家までの距離」「ホテルまでの距離」などが加算されることになり、走行距離は増えるでしょう。浮気中の人のなかには、近場のホテルでは誰かに目撃されることを恐れ、ちょっと離れたところまでわざわざ行くケースもあります。

明らかに、通勤以外の走行距離が増えているときは、浮気の可能性も考えられます。

浮気相手の落とし物

配偶者が男性の場合、浮気相手となる女性が「ピアス」「口紅」などを落とすケースもあります。自分の存在を知らしめるために“わざと落とす”という人もいるようです。

配偶者が女性の場合、浮気相手となる男性がタバコなどを落とすケースもあるでしょう。

どちらの場合でも、浮気相手が意図せずに「髪の毛」を付着させるケースは多いです。髪の毛などの細かいものは粘着テープが便利。「自分や配偶者の髪ではない」ものがあれば浮気の可能性が高まるでしょう。

また、助手席だけでなく、後部座席の下回りもチェックしましょう。なぜなら、助手席に乗せると誰かに目撃されるリスクがあり、浮気相手を敢えて後部座席に座らせるケースもあるからです。

まとめ

運転中のトラブル対策として、年々注目されているドライブレコーダーは、浮気調査にも活用できます。

GPS機能や録画機能、音声録音機能などが搭載されていれば、浮気に自家用車を使ったケースに証拠を残している可能性が高いです。たとえ、はっきりとした証拠が見つからなくても、行動履歴や同乗者の会話をチェックすることも可能。それが浮気調査をスムーズにできることもあります。

慰謝料や離婚問題が絡むと「配偶者が異性と不貞行為を行った」ということが分かる写真や動画が必要です。ただ、自分1人で調査しても確実な証拠が掴めないケースも多く、疑っていることがバレてしまっては浮気調査も難航するでしょう。

「確実な証拠を掴みたい」「配偶者にバレないように浮気調査をしてほしい」といった不安があるときは、ぜひともプロである探偵事務所にご相談ください。