浮気調査に役立つ位置情報とは?スマホの位置情報を調査に活用するメリットやリスク面をお伝えします
配偶者が浮気しているかもしれないと思ったとき、まずは浮気の事実を調べたいですよね。さまざまな方法で浮気調査を考えるかもしれませんが、配偶者の行動を常に監視するのは無理があります。
ただ、いったん浮気を疑うと毎日もやもやと気持ちから落ち込み、少しでも早く浮気の事実を確認したくなるでしょう。そこで位置情報を活用する方もいるようです。
位置情報はスマホを使うため、初期費用もかからずお手軽な方法に思えるかもしれません。
「会社にいるはずの配偶者がホテルにいた!」と分かれば証拠にもできそうですが、どうなのでしょうか。
今回は、浮気調査で位置情報を活用するメリットやデメリット、リスク面についても解説していきます。
第一リサーチ探偵社 代表:小野 高嗣
関東の20社以上の探偵社に向けて調査研修や講演会を行うなど、業界全体のスキル向上に貢献。 これまでに50社の探偵社開業を支援し、多くの新規開業者をサポートしてきた。
2024年に「第一リサーチ探偵社」を設立し、さらなる発展を目指して活動中。
目次
「位置情報」とは?浮気調査で活用できるの?
位置情報とは、GPSを利用して“スマホの位置”を特定することで得られる情報のことです。
GPSは「Global Positioning System」の略で、人工衛星の電波を使って現在地を把握できる便利なシステム。そのほか、携帯電話の基地局などを割り出して現在地が分かります。
スマホの電波があるかぎり、現在地を特定することができます。
配偶者の位置を確認することで、浮気の可能性をチェックすることも可能。最近は浮気調査に役立てている人も増えています。
スマホで位置情報を確認する方法
詳しい機能はスマホの種類で異なります。ただ、いずれにしても位置情報を確認できる機能が備わっています。
iPhone
位置情報サービスにより「利用頻度の高い場所」のチェックができます。訪れた場所の履歴が残ることで、浮気調査に結び付けられる可能性があります。
仕事と言っていたはずなのに、まったく関係なさそうな場所に履歴があれば「浮気」かもしれません。
また、iPhoneには紛失時に役立つ「iPhoneを探す」という機能があります。パートナーと共有できれば端末を探し合えるのですが、スマホを無くしてもいないのに“探す”機能を使うと、逆に警戒されるリスクもあるでしょう。
Android
Androidのグーグルマップのロケーション機能では、“オン”にすることで過去に行った場所の履歴が残ります。ロケーション履歴ではタイムラインの日付から特定の日の行動履歴のチェックもできます。
浮気調査で位置情報を調べるメリットは?
浮気調査で位置情報を調べるメリットについて見ていきましょう。
浮気の疑惑を確かめられる
浮気をすると、言動に不自然なことも増え、配偶者だからこそ「あれ?」と直感的に浮気を疑うこともあるはずです。ただ、「態度が変」というだけでは相手を問い詰めることもできません。
そこで位置情報が活用できます。位置情報により、配偶者の怪しい行動履歴がチェックできれば、浮気の疑惑が確証へと変わることもあります。
たとえば、位置情報により、ラブホテルに頻繁に出入りしていると分かれば限りなく浮気の可能性が高いですよね。
逆に、位置情報を調べて、「怪しい」と睨んだ時間帯に会社にいることが分かれば、少し安心ではないでしょうか。
パートナーの“嘘”を発見できる
浮気中のパートナーは、必ず嘘をつきます。位置情報を調べることで、その嘘を発見できます。
たとえば、「今日は会社で残業だ」という嘘をつき、会社ではなく別の場所にいたことを位置情報で確認。それが頻繁に続くと、浮気をしている可能性が高まります。
浮気相手の情報が分かるかもしれない
不倫相手が独身の場合、不倫相手の家で過ごすことも多いでしょう。
店舗でもないホテルでもない、一般的な住宅地で長時間過ごしていることが分かれば、もしかしたら浮気相手の家かもしれません。
また、「毎週同じお店に行っている」など浮気の行動パターンが分かっていれば、こっそり相手の顔を確かめに行くこともできます。相手の情報を集める際に役立つでしょう。
家にいながら行動履歴を確認できる
浮気調査の方法として尾行や張り込みがありますが、なかなか簡単なことではありません。
どこに行くかも分からないのにずっと後をつける、しかも「バレないように」というのはかなり難しいです。人混みでは見逃すリスクもありますし、逆に人通りが少ないところをバレずに尾行するのは厳しいものです。
今や、スマホは現代人にとって欠かせないアイテムで、肌身離さず持ち歩く習慣を持つ方は多いはず。
スマホの位置情報なら、配偶者をドキドキしながら追跡することもなく、家に居ながら配偶者の行動履歴を確認することができます。
位置情報だけを浮気の証拠にしづらい理由とは?
GPSの情報を浮気調査に役立てられることは分かりましたが、心配なのは「証拠にできるのか」という点ですよね。結論から言うと、位置情報だけでは証拠としては弱いです。
その理由についてご紹介します。
位置だけしか分からないから
位置情報で位置をチェックできても、肝心の「一緒にいた人」を確認することができません。
たとえば、ムードの良いおしゃれなレストランの位置情報が分かっても「取引先の接待で複数の人といた」と言われることもあるでしょう。ビジネスホテルの場所を指していても「仕事で一室を使っていただけ」と言われたら、それ以上追求も難しくなります。
また、位置情報を探ったときにラブホテルらしいところを指し示すと、浮気の疑惑が濃厚です。もうそれだけで浮気を問い詰めたくなる方もいるでしょう。ただ、完璧な証拠にはなりません。
言い逃れされるから
GPSの精度は100%ではありません。そのため、もしかしたらパートナーが行っていない場所を指し示していることもあります。
たとえば、グーグルマップのタイムラインをチェックしても、「実際に自分が訪れた場所」と位置情報の履歴がずれているケースも珍しくないのです。
また、GPS情報だけを配偶者に問い詰めた場合、本当に訪れているのにもかかわらず“GPSの精度が悪い”ことを理由に、行っていないと主張されればそれまでです。
「ラブホテルにいたのではないか」と問い詰めても、「その近くにはいたけれど…。位置情報の誤作動ではないか」と言い逃れされるかもしれません。
でも、本格的な浮気調査をするためのヒントにはできる
位置情報だけでは残念ながら“浮気の証拠”と言えるだけの決定打とはなりません。
ただ、「浮気をしているか?」という疑惑段階のときにはヒントとしても活用できます。行動履歴がある程度把握できれば、探偵事務所に本格的に浮気調査を依頼する際に情報として共有することが可能です。
探偵事務所への依頼は、事前の情報が多いほどに証拠掴みがスムーズになります。
位置情報を調べるデメリットは?リスクが高いって本当?
スマホを活用して配偶者の位置情報を知ることは可能です。ただ、むやみに活用するとリスクもあるため注意しましょう。
法律違反になる恐れ…
先ほどご紹介したのは、もともとスマホに搭載されている機能です。浮気調査用として配偶者のスマホに位置を知ることができるアプリを入れることもできます。
ただ、浮気調査は本来こっそり行うもの。配偶者に知られないようにアプリをインストールしたくなるかもしれません。しかし、いくら配偶者とはいえ、個人の持ち物に勝手にインストールしてアプリを入れる行為は法律に反する行動です。
違法行為にしないためには、配偶者の了解を得る必要があります。何かしらの理由をつけてアプリを入れてもらえればいいですが、本当に浮気をしている場合「位置情報を調べるアプリをインストールさせて」と言っても、すんなり応じるとも思えません。
だからといって、勝手なインストールをすると逆に立場が弱くなるため注意しましょう。
位置情報を調べたことが配偶者にバレてしまう
何かしらの理由をこじつけてGPSのアプリを配偶者のスマホにインストールしたとしても、それが「浮気調査のためだ」とバレると厄介です。警戒されてその後の浮気調査がしづらくなったり、お互いギクシャクして過ごしたりすることもあります。
また、グーグルマップのタイムラインを配偶者のスマホから勝手に盗み見たことをバレた場合、「勝手にスマホを覗いた」と責められるかもしれません。
浮気をしていなかった場合は「信頼されていなかった…」と配偶者との関係性に亀裂を生じさせることもあります。
タイムラインは消されることもある
グーグルマップのタイムラインは、施設ごとに滞在時間や移動手段などを確認できます。ただ、その履歴ごと消されてしまうと位置情報は確認できなくなります。
位置情報だけで浮気の真偽は分からない…
GPSはあくまでも「スマホの位置」を特定することの機能しかありません。
たとえ、ラブホテルの位置を指しても「誰といたか・何をしたか」の証拠にはならず、調停や裁判で効果は発揮しません。配偶者が本当に浮気をしていても、何とでも言い逃れできるからです。
浮気をしている可能性が高くても、その真偽が分からない限り証拠とは言えないのです。
また、前述したように、パートナーのスマホに勝手に入れたアプリで得た情報は公的機関では使えません。
浮気調査のプロに依頼がおすすめ
配偶者の浮気を疑うと、居ても立っても居られないと自分なりに調査しようとする方もいます。
ただ、自分で浮気調査を試みると、
・知識がなくて失敗
・法に触れる行為で立場が悪くなる
・尾行がバレて警戒された
などリスクばかりです。
それに、位置情報だけでは証拠としては使えず、手間をかけたのに報われない“骨折り損”となる可能性もあります。
配偶者の浮気の事実確認はもちろん、離婚訴訟や慰謝料請求なら確実な浮気調査をプロに依頼することがおすすめです。
探偵事務所なら尾行・張り込みをするので“プロの目”により精度の高い位置情報を確認することが可能です。「誰といたか」といった不倫に結び付けられる情報、その場の写真・動画も添えた報告書がもらえます。
裁判等でも有効な証拠として提出することができ、泣き寝入りをしないで慰謝料請求に持ち込める可能性が高まります。
まとめ
スマホの位置情報を調べると、浮気調査に役立てることができます。ただ、配偶者のスマホに勝手に位置情報を調べるアプリを入れると法的に“犯罪行為”となる可能性が高まります。
「浮気をしているか知りたかっただけ」という素朴な気持ちでも、かえって立場上弱くなってしまうリスクも考えられます。場合によっては、浮気をした側の配偶者から「訴えられる」といったケースもあります。
それに、位置情報だけでは訴訟や慰謝料請求で効果を発揮する証拠にはなりません。
ご自分でリスクをおかさず、それでいてきちんと浮気調査をしてもらえるのがプロへの依頼です。
探偵事務所なら、
・浮気をしているかの“事実確認”
・裁判等で役立つ“不貞行為の証拠”
・不倫相手の詳しい情報
などの調査をプロなりのノウハウを駆使して調査報告書としてまとめてもらえます。
「パートナーが浮気をしているかもしれないと、大変心細い気持ちになるかと思います。
少しでも早く問題解決ができるように、実績豊富な探偵事務所への相談をおすすめします。
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